日本原産のものが多い中で、最近では “カサブランカ” のように外国に渡って品種改良されて戻ってきたユリなど種類はいろいろです。 でもやはり…野山で昔から普通に見ている百合は香りも姿も懐かしくていいですね。 残念なことに、ヤマユリ、ササユリはユリ根を動物(たぶん?)が食べてしまうらしく、里山では見かけることが少なくなってしまいました。 庭に育っている百合の開花順は・・・ササユリ(5月末)→ヤマユリ(6月末)→オニユリ(7月上)→タカサゴユリ(8月上)
| ササユリ (笹百合) 種子から育てたものです。 秋にまいた種が翌々年の春に芽を出し、花が咲くまでには4~5年はかかります。
| | ヤマユリ(山百合) こちらも種子から育てると、秋にまいた種が翌々年の春に芽を出し、花が咲くまでには4~5年はかかります。 これは友人から大きな球根が送られてきたもので、植えた翌年にはこんなに立派な花が咲きました。
| | オニユリ (鬼百合) 葉の付け根にムカゴをつけて、それが落ちて発根するのですが、種子(オニユリは種子をつけませんが)より発芽率がいいようでいっぱい増えます。 庭の花が少なくなった頃に鮮やかな色で毎年咲いてくれるのがいいです。
| | タカサゴユリ (高砂百合) オニユリと同じで、植えたわけではないのに好きなところに出てきて、夏の一番暑い時期に涼し気に咲いてくれます。 台湾原産のユリで大正時代に日本に入ってきた帰化植物で、こちらはいっぱい種をつけて増えます。 葉も花も細くて繊細な姿なのに繁殖力は旺盛で、平地から山まで至る所で見かけます。 きれいな花は誰も残したいと思うらしく保護されて増えているようです。
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